杉浦裕樹の?ブログ

横浜でNPOの仕事をしながら思うこと

自立を目指すなら、むしろ依存先を増やさないといけない

自律と自立を考える昨今。

 

「自立」についてひとつ。

 「自立」の反対語は「依存」と考えない と、新生児仮死の後遺症により脳性まひの障害を持つ熊谷晋一郎さんは言います。

“障害者”というのは、「依存先が限られてしまっている人たち」のこと。健常者は何にも頼らずに自立していて、障害者はいろいろなものに頼らないと生きていけない人だと勘違いされている。けれども真実は逆で、健常者はさまざまなものに依存できていて、障害者は限られたものにしか依存できていない。依存先を増やして、一つひとつへの依存度を浅くすると、何にも依存してないかのように錯覚できます。“健常者である”というのはまさにそういうことなのです。世の中のほとんどのものが健常者向けにデザインされていて、その便利さに依存していることを忘れているわけです。

 実は膨大なものに依存しているのに、「私は何にも依存していない」と感じられる状態こそが、“自立”といわれる状態なのだろうと思います。だから、自立を目指すなら、むしろ依存先を増やさないといけない。障害者の多くは親か施設しか頼るものがなく、依存先が集中している状態です。だから、障害者の自立生活運動は「依存先を親や施設以外に広げる運動」だと言い換えることができると思います。今にして思えば、私の一人暮らし体験は、親からの自立ではなくて、親以外に依存先を開拓するためでしたね。

自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと

 

 

「依存」を他の人たちに支えられることと考える。

言葉のイメージ、言葉によって思い起こされるイメージは多様。

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在野の研究者として天の仕事はできるだろうか?

もしもおまえがそれらの音の特性や
立派な無数の順列を
はっきり知って自由にいつでも使えるならば
おまえは辛くてそしてかヾやく天の仕事もするだろう

 

 

 

このところ体力的にぎりぎりな感じ。

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自由と統制の矛盾を抱えながら

自由と統制の矛盾を回避したい

 

 

11日に本郷中学校でお会いできたりしますか?
https://www.facebook.com/events/136195347028147/

 

 

 

 

 

緊急告知 「Yokohama YOUTH Ups! 2017-2018」開催にあたって

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 「YOKOHAMA YOUTH Ups!」は大都市・横浜が未来に向けて乗り越えなければならない課題(少子高齢化等)を若者のアイデアや発想と情報技術・デザイン力を使って解決するためのプログラムです。2014年から始まり、これまで多くの高校生や専門学校生、大学生が参加して、様々なアイデアや発想をアプリ開発やデータビジュアライズ、政策提言などの形で発信してきました。

4年目を迎える今回は、「公民の多様なつながりで創る横浜のオープンイノベーション」をテーマに若者たちのアイデアや発想を、企業やNPO、行政が持つ技術やノウハウ、データ、知識などと組み合わせることで、革新的なビジネスモデルや、サービスの創発地域活性化やソーシャルイノベーションに結び付けていくことに力点を置いて、イベントやプログラムを展開していきます。

すなわち、若者たちが自分たちのアイデアや発想を「作品」や「提言」として社会に発信するだけでなく、若者たちの作品づくりや提言作成に様々な立場や分野の大人たちが関わり、協力することで、実社会の役に立ち、さらには社会を創り変えていく革新的な製品やサービス、仕組みへと育てあげていくための機会や場、運動をつくることを目的に実施します。

この4年間で、横浜市では様々な分野でオープンデータやデジタルテクノロジーの利活用が進み、「リビングラボ」のように住民を中心にして企業やNPO、大学などの多様な主体が対話をすることで地域課題を解決し、新たなビジネスやサービスを創発するための場やプロジェクトも生まれてきています。すなわち若者たちのアイデアや発想を具現化し、社会に流通させることができるだけの環境が横浜では育まれてきているのです。

10月31日に開催する「Yokohama YOUTH Ups!2017-2018キックオフ」では、若者のアイデアや発想を起点として、多様な主体が対話を繰り広げることで革新的なサービスや仕組みを生み出し、社会に流通させて行くことの意義と有効性について解き明かすと共に、横浜において、若者がアイデアや発想を社会に有用なものとして「形」にしていくために活用できる様々な手法やプログラム、場、仕組みについて紹介します。そして、今後、「Yokohama YOUTH Ups!2017-2018」を、いかなる主体と連携し、どのような形で進めて行くのかということについて発表します。

当事者である若者はもちろんのこと、若者との共創によって、新たなビジネスやサービス、社会課題へのソリューションを創発しようと志す企業人やNPOスタッフ、研究者、行政職員の参加を広く呼びかけます。

https://www.facebook.com/events/1939400136076158/

世界の富豪8人が所得下位36億人と同額の資産を持つ:第1回 Face to Face 『SDGsと掛けて〇〇の道具と説く、その心は・・・』

国際NGO「オックスファム」の今年1月の報告書によると、世界で最も裕福な8人の資産の合計が、世界の人口のうち、経済的に恵まれない下から半分の約36億人の資産の合計とほぼ同じ。経済のあり方に抜本的な変化が必要だとしている。

oxf.am

 

世界レベルで見ると、貧富の格差はどんどん広がり続けている。

オックスファムは、国内総生産GDP)の成長を政策目標に掲げるのは誤りで、経済規模でなく、富の分配を反映した指標の採用が必要だと指摘している。

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今日は、横浜市市民活動支援センターで「第1回 Face to Face 『SDGsと掛けて〇〇の道具と説く、その心は・・・』」に参加。

yokohama.localgood.jp

 

世界がどうなって欲しいか、世界が何を目指していったらいいのかを考えるきっかけとなるSDGs。LOCAL GOOD YOKOHAMAの学びの学校「ローカルグッドスクール」でシリーズにしていこうと思う。

www.youtube.com

地域の持続可能性を地域の人々が主体となって診断するための道具とは?

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横浜市立大学の影山摩子弥教授にお声がけいただき、横浜市大エクステンション講座のパネルディスカッションで、CSOネットワークの黒田かをりさんと長谷川雅子さんとお話をする機会を頂きました。

yokohamalab.jp

学生からシニアの皆さんまで、まちづくりに関心があるたくさんの方々が金沢八景横浜市大キャンパスに集まってくれました。

グローバルとローカルの両方をちゃんとスタディーしているCSOネットワーク。社会に対してのアウトプットもとてもしっかり出している団体。たくさん学ぶところがあります。

現在、探求中のリビングラボについても話をしました。

今回は、持続可能開発目標・SDGsについては、余りたくさん話ができませんでしたが、「持続可能な世界を実現する」ことについてあらためて考える良い機会となりました。

 「誰も取り残されない」世界の実現。この理想に向けて、横浜でどう動いて行くのがいいのか。たくさんの人といま起こっていること、価値があることを共有する。知って、考えてアクションを起こし始めるためのきっかけをつくる。道具を上手く使って、みんなで、知り・学び、動いてみる。挑戦は続きます。

 最近SDGsは、CSRや環境配慮に取り組む企業の関心が集まっています。市民・NPOも、大学も自治体も金融も、この理想に向かって力を合わせる。その経験が先への希望につながるのではないかと。

10/10(火)横浜市立大学エクステンション講座「地域力診断ツールセミナー」に杉浦が登壇します – NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ

 

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フォーラム「これからのデータ活用を考える」10月31日(火)15時〜@情文ホール

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10月31日(火)に横浜市政策局が開催するフォーラムに登壇します。

 

横浜市は今年3月に全国の市町村で初めて「官民データ活用推進基本条例」を制定し、4月にオープンイノベーション推進本部を設置。今回は、条例を踏まえた市計画の策定に向けて「産・学・官」による意見交換を行う場として開催。
内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室内閣参事官の柴﨑哲也氏の講演と、田居夏生氏(株式会社NTTドコモイノベーション統括部企業連携担当部長)、笠原一氏(ジェネクスト株式会社代表取締役)、杉浦裕樹氏(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事)、岩崎学氏(横浜市立大学データサイエンス推進センターセンター長)、柴﨑哲也氏(IT総合戦略室)によるパネルディスカッション、横浜市の取組紹介などが行われます。
参加申込は以下ページより。
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/oisuishin/
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フォーラム
「これからのデータ活用を考える」
10月31日(火)開催!

近年、スマートフォンの普及、IoT の進展、有線・無線ネットワークの高速化・大容量化により、多様なデータを取得できるようになりました。また、少子・高齢化が進展する中、今後も安定的に市民サービスを提供していくためには、蓄積されるデータを課題解決に活用していくことが重要となります。
横浜市では、地域課題の解決と市内経済の活性化を目指して、平成29年3月に全国の市町村で初めて「官民データ活用推進基本条例」が制定されました。条例を踏まえた市計画の策定に向けて、フォーラムを開催し、「産・学・官」による活発な意見交換を行います。是非御参加ください。

●開催日時
平成29年10月31日(火)15時00分~17時00分(※14時30分開場)
●会場
情文ホール(横浜市情報文化センター6F)
横浜市中区日本大通11番地
●次第
・開会挨拶
・基調講演
内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
内閣参事官 柴﨑 哲也氏
横浜市の取組紹介
・パネルディスカッション
<パネリスト紹介>
■株式会社NTTドコモイノベーション統括部
企業連携担当部長 田居 夏生氏
「チャットボットを活用したごみ分別案内」
■ジェネクスト株式会社
代表取締役 笠原 一氏
「ドライブレコーダ映像の解析による交通安全対策」
NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
代表理事 杉浦 裕樹氏
「民間の立場からデータの活用を発信」
横浜市立大学データサイエンス推進センター
センター長 岩崎 学氏
「データサイエンス学部の新設と人材育成」
内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
・質疑応答
・閉会挨拶
●定員
200名 ※申込先着順(11日よりWEB申込フォームで受付)
定員に満たない場合は当日参加も可能です。

<主催:横浜市政策局>
問合せ:政策局政策課データ活用推進等担当課長 宮崎 郁(Tel 045-671-4087)
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/seisaku/oisuishin/

シキタ純さんがプロデュースした場で豊かな経験・体験をしたヒトタチが集まった

シキタ純さんがプロデュースした場で豊かな経験・体験をしたヒトタチが集まった。ココからまた新しいコトが始まるのでしょう。

「競争社会から、分け合う社会にシフトできないか」と、”素敵ないいこと”を始めている方々を招き、対話する現場「BeGood Cafe」を始めたのが1999年。

その時に出会えて良かったです。あれから18年。享年66ということは、当時は48歳だったのか。かっこいいプロデューサーでした。

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「戦争」「農業」「貧困」「お金」「エネルギー」「まちづくり」、、、

多くのつながりが生まれた。2000年のアースデイ原宿、2001年から代々木公園でスタートしたアースデイ東京。地球市民村のナチュラルフード・カフェ&オーガニック・ガーデン。震災後にはフォーラムVISIONSも開催。

 

持続可能な生活を提案してきたシキタさん。感謝しています。

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